Asianデビュー戦にしてブレイク🎉June Debate Open

こんにちは~!Hit-U広報のたなかさえです🌷

一橋は現在絶賛期末期間です。私は過去一追い込まれています(号泣)。来学期はもっと計画性を持って勉強します。(n回目)(今回は本気!←)

さて今回は先日行われたJune Debate Openで見事ブレイクしたHit-Uチームの太一くんに書いてもらいました!!!どういう経緯でともやさんゆきちゃんと組んだんだろう?!とか、チーム名どういうことなんだろう?!とかどういうプレパするんだろう?!とか、とにかく色々気になっていたので、読んでいてとても楽しかったです!それではどうぞ~~



June Debate Open 2022 Results 

《Team Prize》 

Quarter Finalist 

▶︎ Rina's minions(Ryosei, joint)  

Rookie Semi Finalist 

▶︎ Let's make them hooked like D addicts presented by D freaks in Japan and NL (Tomoya N, Yuki, Taichi)

 

《Speaker Prize》 

Rookie 4th Best Speaker 

▶︎ Ryosei Kobayashi

▶︎ Yuki Mizumura


初めまして。Hit-Uブログ初登場、法学部1年の山村太一と申します。

he/theyどちらで呼んでいただいてもかまいません。POIはチャットではなく声でお願いします。スピーチ中は原稿に視線を集中させておりますので。


Debateは高校時代に経験していて、HEnDAスタイルの大会に出て(ただし全国大会には行けず)、授業ではNAを簡単にしたスタイルでやってました。


現在テスト期間中で勉強がちょこっと忙しいのですが(だよねごめん&ありがとう泣byタナカ)、ブログ執筆を依頼されましたので、僭越ながらJDOの振り返りをしていきたいと思います。大会から約1か月経っており記憶が薄い部分もありますが、どうぞ最後までお付き合いください。


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そもそも僕がJDOに出場することになったのは、とある勘違いが始まりでした。


大会の募集があった時に、ただ「出たいです!」と言えば大会に参加できるものだと思っていて、この JDO の大事な部分を見落としていたのですね。それは”Asian style”の大会だということです。NAしか経験したことのない――しかも入部して1か月ほどしかたっていない(!)——僕なのに、なんとこの部分を見落としておりまして、応募してから3日くらいたったあとに気づいた僕は、これは大変なことになってしまったと焦ったわけでございます。


ただし偶然というものは不思議でして、なんとHit-Uのゆきさん・ともやさんペアは1stスピーカーを探していたところなのでした。というわけでよくわからない1年生が入ってJDOに出ることになったわけです。

チーム名ですが、ともやさんが提案した以下の3つの候補の中から選ばれたのでした。


-Let’s make them hooked like D addicts presented by D freaks in Japan and NL

-ひっちゅーたぶん留年セクション

-Horserace-is-not-a-gambling religion


一瞬、なんやこれ、とは思いましたが、僕は”D addicts”の響きが面白いなと思い、ゆきさんとのコンセンサスで決定しました。


練習は1週間前から始まりました。


プレパ練を中心にしました。

veto決定・言えそうなことや対立軸の洗い出し、ともやさんがOppを考えながら、更に論点をクリアにしていって、最後の10-15分間は僕が1人で1stスピーチ作成という流れで進めていきました。

ところが、僕のような初心者にとっては論題もまま難しかったのですね。movement系やらfeminism系やらが続々出てくる中、最後までお二人に引っ張ってもらいながら、やっとの思いでスピーチを完成させました。


それに加えて、論題に関する知識不足・想像力不足も如実に明らかになり、お二人の足を始終引っ張り続けてしまいました(veto決定の5分間僕はほとんどしゃべりませんでした)。

まだまだ勉強不足なのだと感じましたが、練習開始から大会本番までの1週間でいろんな見方を吸収できたと思います。とりあえずdebateが苦手にならなくて良かったです(笑)。


では試合の中身を振り返りたいと思います。



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R1.

D addicts:Gov


2 Motion A: THR the glorification of characters overcoming mental disorders (e.g. panic disorders, eating disorders, depression, anxiety) in pop culture.

:生存バイアス、ハッピーエンドにしたいから、自分で乗り越えるもの(環境要因が多いかもしれない)、乗り越えなきゃいけないもの、ポップカルチャー自体

/Opp:glorificationしないとどうせ救われない人がいる


1 Motion B: THR the popularity of mental health awareness content on TikTok. (e.g. 6 signs you have ADHD, My experience with depression, Doctor explains)

:白衣着てれば「ぽい」(信憑性の低さ)、無法地帯、人気はある


3 Motion C: THR the expectation that romantic partners should be significant support systems of each other's mental health.

:Regretした後の世界観が見えない。


ここだけveto番号が残っていました。Oppがやりやすいんじゃないかと思いましたが負けでした。でもいまだに負けた理由がよくわかりません。頂いたフィードバックを読む限り、もうちょっとTikTokの性質を説明して、TikTokに動画を載せる人・それを見る人のcharacterを分析して、そのうえで”Why is it exclusive?”なのかを説明し、さらにOppよりも悪くなることを証明しなきゃだめということだそうですが、、、



R2.

D addicts:Opp 


Motion A: Assuming feasibility, THBT it is in the interest of the LGBT community to move to Pride.


Motion B: THBT social movements should prioritize grassroot activism for political mobilization over fighting cases in courts.


Motion C: THBT the BLM movement should advocate for African Americans to join the police force.



大会を通して1番やりにくいなと思ったmotionでした。Prideに移った後でも、残された人たちはいて、既存の世界で差別に苦しむんじゃないの?という方針で進みましたが、2連敗。



R3.

D addicts:Opp 


Motion A: THW not allow politicians and civil servants to sue for defamation while holding public office. 


Motion B: THW allow employees to give up labor protections in exchange for higher wages.


Motion C: Assuming feasibility, THBT developing nations should implement a brain drain tax.



高校生との試合でした。(いや、レベル高すぎでしょって試合中ずっと思っていました)

Motionそれ自体、わりとOppに有利なのかなと思いました。なぜなら、higher wages の具体性がよくわからす、仮に向こうが2倍にするとか3倍にするとか言ってきたとしても、肉体労働に就くことが多いpoorsにとっては、事故・失業のとき困るよね、という議論が成り立つからです。案の定相手は給料を倍にする、と言ってきました。

ここで念願の1勝です!



R4.

D addicts:Opp 


Motion A: THP a world where all religious deities are not perceived as perfect and all-knowing. 


Motion B: THP a world where liberal sects of religion broke off and formed their own denomination/subgroup in the religion with its own central leader, interpretation of doctrine etc. rather than remain within the main religion. (e.g. Liberal Anglicans forming their own "Liberal Anglican" denomination rather than remaining as part of the larger Anglican church) 


Motion C: THBT the progressive movements should cooperate with religious organizations as opposed to distancing themselves from religion.



そういえばこの試合も高校生との対戦でした。前提として、”We don't assume they say religion itself is toxic, but we assume they will make a criticism mainly on the point where two groups’ opinions going against each other.”と付け足しました。宗教団体は現在の政治に対して力を持っていて、往々にしてprogressive movements と対立してしまうと言ったうえで、「同性婚は認めないけどパートナーシップ制度ならつくるよ」といったように、政策を作る過程でmovement側が譲歩する場面があるんじゃないのかという話をしました。


1日目終了

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夜10時前に試合が終わりました。1日中debateをしていたこともあって頭は冴えていました。ここまで来れば正真正銘の”Debate addict”だよな、なんて思いながらBreak発表を待ちました。


Break発表は23:30頃から始まりました。

結果はRookieで4位入賞、翌日もdebateすることになりました。ちなみに僕はBreakしたことがうれしすぎて夜3時過ぎまで眠れませんでした。日曜日は9時くらいに起きました。2日目の初戦は11時開始だったので結構余裕がありました。(JDOの後の大会で、8:30レジ開始なのに起床時刻8:29ということもありました、、、どなたか、早起きの秘訣があったら教えてください)

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2日目

Rookie Semi Final


D addicts:Opp 


Motion A: THBT the feminism movement should focus on the similarities of men and women and advocate for gender neutral treatment as opposed to focusing on the differences and advocate for the necessity of different treatment. 


Motion B: THR the notion of "sisterhood" in feminism.

 

TH, as the feminist movement, W actively support the narrative of "always believe the victim" in its advocacy against sexual/domestic violence.


「こっちも守る必要がある人たちは守る」ことを示せれば大丈夫だろうという事でMotionはこれに決定しました。

movement系めっちゃ出てくるなーと思いつつプレパ中は、痴漢の冤罪とかの可能性・”Actively support”によるバックラッシュ発生、それに伴って、現在の家父長制社会の中で多数を占める中年・高齢男性の支持を得られないよねというアイデアを出してスピーチを作っていきました。

ゆきさん・ともやさんもめちゃくちゃたくさんmatterを出していて、ただただ圧倒されていました。(大会中ずっとそんな感じでしたが、特にこの試合は凄く印象に残っています)。白熱した試合だったな、決勝に行けたらいいなと思っていたのですが結果はGovの勝ちでした。Govのほうが、incentive・capacity・processの分析において優れていたとのことでした。



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JDO参加を通していろんな発見がありました。Grand Finalでまさか元日本代表debaterのスピーチを聞けるとは思っていませんでしたし、いろんな場面でお名前を見る方々がいて、debate界は広くて狭くて、たくさん上手い方たちがいるんだなと実感しました。まだまだ先輩方には、議論の深さ・構成・話し方など、どんな点でも及びませんが、これからもひたむきにdebateに向き合っていきたいなと思います。




最後になりましたが、チームを組んでくださったゆきさん・ともやさん、JDOの運営に携わった皆さんに感謝致します。素敵な大会にしてくださりありがとうございました。


そして、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。


”SQ”よりも強くなって、またHit-Uのブログを書けるように頑張ります!とりあえず短期的な目標を宣言しておくと、来月のIcho Cupでブレイクして、speaker prizeを手に入れます!



たいちくんありがとう~!!夏休みも頑張ろう💪

読んでくださった皆さんもありがとうございましたっ

JDO 2日目、キャンパスを歩いていたかわいい親子でしめます☻

では~~~