ひっちゅー秋のブログまつり Sora Cup🌞

 ごきげんよう!!Hit-U広報のたなかさえです🌷

Hit-U練習は現在もオンラインメインなので私は一年生とはあんまり会ったことないのですが、最近よくキャンパスで一年生を見かけてなんだか嬉しくなっています。チキって話しかけられないのですが仲良くなりたいので頑張ってみようと思います!


さて先日始まったひっちゅー秋のブログまつりの第二弾は、かずまさくんに書いてもらいました!!各ラウンドについて丁寧に振り返ってくれているので皆さん是非最後まで読んでみてください😊


Sora Cup 2022 Results 

《Team Prize》

2nd Best Team▶︎ riceとlice は大違い(Kazumasa, Ryota )

《Speaker Prize》

Overall Best Speaker ▶︎Ryota Ohkubo 

5th Best Speaker ▶︎Sawa Ishii 




1.自己紹介


初めまして、経済学部1年の三輪和正と言います。中高では全くディベートをやっておらず、海外経験もないいわゆる純ジャパです。


中高で英語が得意だったのと留学に憧れていたことから、どうせなら自分の英語を最大限鍛えようとの思いでHit-Uに入部届を出しました。


ディベートってちょっとやらなくなると途端に勘が鈍ってしまう競技で、今からお話する青空杯に出た頃はセカンドスピーカーでしたが最近はファーストの方が喋れるかなとか思ってたりする位不安定です。。何卒よろしくお願いします。


僕はチーム「riceとliceは大違い」で、ちょうど一つ前のブログに登場しました大久保遼太(以下りょうた君)と共に2022青空杯に出場しました。(大会が6月、今これを書いているのが10月なので、覚えていないことも多く所々あっさりしてしまっていることを先にお詫びいたします。)


できる限り当日までの練習や大会の振り返りを書かせて頂きたいと思います。


2.練習


そもそもこの青空杯は、その一週間後にあった若葉杯の練習試合みたいな位置付けの試合でした(と聞いています)。なので青空杯の練習はその後の若葉杯を見据えたものだったように思います。


僕はこれが2回目の対外試合だったのですが初出場のエリザベス杯で全敗を喫してしまったこともあり、この頃はとにかく勝つためにはどうすればいいのかを毎回の練習で突き詰めて考えるようにしていました。またエリザベス杯のトラウマからセカンドスピーカーをやりたいとりょうた君に申し出、ナイスガイな彼は二つ返事で了承してくれました。(マジで神)


全敗の経験で学んだことは、自分サイドと相手サイドで決定的に違う点は何なのかを考えること。uniquenessです。エリザベス杯はとにかくnot mutually exclusiveかundermechanizedで論が切られてしまっていて、あんなに論出したのに何で取られてねえんだよおおみたいな感じでした。


りょうた君はスピーチももちろんバリ上手いのですが、何しろアイデアの引き出しが自分より格段に多いと感じていました。そこで僕は出されたアイデアにメカニズムを付けていくことを最優先事項にして、ジャッジに絶対取らせることを目標にしました。(もちろんプレパの時はprincipleとかlikelihoodとか他にも考えること大量にあるし、プレパ練とか個別にやれよって話なんですが、2回目の大会ということでお許しください。)そんなこんなで練習でもちょっとづつ勝てるようになり、大会直前には俺らいけるんちゃうみたいな余裕が出てきたのは嬉しかったです。


3.青空杯の振り返り


R1: THW teach children about fashion in the compulsory education / Oppで負け


はい、一回戦目から負けてんじゃないかって感じですね(笑)。


我々が出したargumentは

①流行というのは一時的なもの、現在の流行を学んだところで将来性ない

②服や身だしなみを学んだところで将来のキャリアとかに役立たない

③子供は影響を受けやすい、個性発現の手段としてのファッションを押し付けてはならない

④そういう個性は後で発現するから今は要らない


の4つ。これだけでも負けた理由は結構明らかですが、そう、ほとんど全部negative oppose(消極的否定)だったことが一番の敗因でした。OppがGovの論を否定しきれず、Govの論が残ってた一方でOppの明確なharmも見えづらかったというわけです。ジャッジのりょうせいさんには惜敗と言われたものの、正直スピーチ中は勝てると思っていた(けど何となくこれでいいんだっけ感もあった)だけに明確なbenefit/harm argumentを出すというのは大事な教訓となりました。


R2: THW force companies to reflect the racial diversity of national population on employee composition / Govで勝ち


これはまずmotionタイバックの時点で苦労した覚えがあります。定住した移民への待遇が良くなるみたいな論や出稼ぎ労働者の話などがこのmotionに相応しいかどうかで結構りょうた君と議論しプレパ大変でした。結局マイノリティーの就職のchance上がるとか、reflect the racial diversityした方が経済良くなるみたいな立論になったのですがどうも不安で、相手も結構rebuttal刺してきたのでこれ負けたかなと思ってました。そしたらまさか勝ったのでnoteに「vote…Gov(え?)」って思わず書いちゃいました。勝因は相手がcompanyのautonomyを押し続けた結果パラレルになり、こちらのサイドのdiscrimination減るよみたいな話の方が相対的にliklihood高かった、とのこと。とはいえsecondとしてはどうworking conditionが改善するのかやこのmotionがない時のharmについてもっと説明が欲しかったとのフィードバックを頂き、大変参考になりました。


R3: THBT, if the end of the world is coming without hope of survival, governments should keep it secret from society / Oppで勝ち


この試合は結構学びの多い試合でした。プレパの時点で、こちらのスタンスとしては人々が死ぬ前にやりたいことをやらせる必要性があるという事で通りそうだから相手のプレリバしようという話になりました。相手はまあ十中八九、「それだと犯罪もやり放題で治安悪化して皆最悪の終末を迎えるじゃん!」と言ってくるだろうと。これ潰せればほぼ勝ち確だな~みたいに思っていたのですがなかなか難しく、結局有力なリバッタルの一つ目を思いついたのはディベート開始1分前でした。liklihoodに注目するというあまり自分に経験のない思いつき方だったので本当に天から降ってきたんだと思いました。相手は予想通りの立論で、最終的にはディベート中に思いついたのも含め4つリバッタルを返しclear (neither big or slight) marginで勝ちました。しかしディベート中はリバッタル考えるのに必死でリステートが目立ち、同じこと二回言うくらいならゴミみたいなことでも新しいこと言おうというフィードバックを頂きました。また、contra指摘や犯罪もこうすれば解決できるみたいな相手のケースに沿った反論など、最近でも心がけないとできないような重要なアドバイスを頂きジャッジの方本当に感謝でした。


4.感想と今後の目標

結果はTeam Prizeで2位入賞でした。もちろん負けてばかりの自分にとっては最高に嬉しかったのですが、なぜ全勝できなかったんだろうという燻りも否定できませんでした。勝てるはずの試合に勝てなかったことほど悔しいことは無かったので。それにりょうた君はbest speakerだったのにも関わらずspeaker prizeにすら選ばれなかった自分は何なのだろうと。自分一人でやっている競技なら話は別なのですが、ディベートは2人や3人で一組な以上どうしても一人一人の力量が如実に勝敗に響いてしまう残酷さもあるように思います。もう負けてばかりのチームじゃないんだから、組んでいる人に迷惑かけるようなスピーチやプレパはしたくない。フィードバックで言われるようなことが当たり前のようにできる位強くなりたい、と改めて強く思えた大会でした。


今後はより瞬発力のあるディベーターを目指したいと思います。ファースト、セカンドの別に関係なく、相手がメインで攻めてきているポイントを抑えそこにコミットして反論・立論できるような力がまだ自分には全然足りません。理想の自分に近づけるようこれからも練習を続けていきます。


青空杯を主催・運営してくださった関係者の皆様に、遅ればせながら感謝申し上げます。


長文失礼しましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


三輪和正



かずまさくんありがとう!!

個人的にこのチーム名めっちゃ好きです。

ここまで読んでくださったみなさんありがとうございます!
それではまた~