初大会ジャッジ 振り返りブログ
こんにちは、広報の保科です。
今回は、Wakaba Cup 2023 ジャッジの振り返り、感想を書かせて頂きます!
実は既にWakaba Cupの振り返りブログを7月分として2年生部員に書いて頂き掲載したため、こちらを見て下さった方は「あれ、また?」と気づかれたかもしれません。
7月に書いてくれたM.S.さんは、初めて出場した大会についてディベータ―視点で綴ってくれたので、私は大会で初めてジャッジをさせて頂いたことを振り返りたいと思います。
【大会前】
今年度の5月ごろから、普段の練習にパネル(パネル:最終決定をするメインジャッジ⦅=チェア⦆の補佐的役職。チェアと意見交換をして、よりよいジャッジやフィードバックを目指す。)として参加させて頂いて、ジャッジの目線でディベートを聞く練習を始めました。
私がジャッジの練習を始めたのは部内の2年生の中で結構遅い方でした。4月になるまで「私がジャッジなんてできるわけがない、ディベータ―としてもこんなに経験不足で実力もないのに…」とジャッジに消極的で、パネルの役職にチャレンジすることすらありませんでした。
単純にセカンドスピーカーとしての勝ち方を考えることに楽しさを感じていたこともあり、パネルもやってみなよ、と同輩が声をかけてくれるまでしれっとディベータ―を続けていました…(笑)。
ですが始めてみてから、やはりもっと早いうちから触れておくほうが良かったということを実感しました。私はディベータ―として主張を構成していく時と、ジャッジとしてラウンドを俯瞰する時とは思考の流れが異なるということに遅まきながら気づき、焦ったからです。(どのように違うのかと問われると説明が困難ですが…。)
メモの取り方も、相手の主張をできるかぎり細部まで記録し反論も同時に書きこむという私なりのディベータ―スタイルを改め、論点をつかんで各主張の構成をメモすることを意識し、フォーマットも変更してGoogleドキュメントから紙にしました。
始めはジャッジ経験の豊富な先輩や同輩にチェアを務めて頂き、私はパネルとして考えをまとめる練習をしていました。しかしなんとパネル経験3回目にして、早くも「OA(Oral Adjudicationの略で、ジャッジ結果とフィードバックをディベータ―たちにお伝えすること)もやってみる?」とチェアの先輩が言って下さり、チャレンジすることに。
先輩に何度も助けて頂いて、プルプル震えながらOAを行いました(通常はチェアがOAを行いますが、私の練習のため任せて下さいました)。
日本語で5〜6分程度でしたが、英語で7分間スピーチをするよりも緊張しました…。
【大会当日】
その後も普段の練習でパネル、ジャッジ、OAを数回練習しましたが、経験不足すぎるヒヨッコの状態で、Wakaba Cupを迎えてしまいました…。
どんよりした気分で、前日はお気に入りのEUDC2008の動画を見て、なんとか心を静めました。しかし欠席するわけにもいきません、当日朝は気合いを入れ直して、チョコレートをぱくつきながら画面に向かいました。
始めは、ジャッジは3ラウンドだけだったりしないかな…と恐怖のあまり消極的なことを考えていましたが、いざラウンドが始まると、1日に4ラウンドもパネルやジャッジの経験をさせて頂ける場というのは大変ありがたいものであると再認識しました。
さらにチェアやパネルに名だたるジャッジのエキスパートの先輩方がついて下さって、こんな機会はなかなかない、よく学ばなければ、と気が引き締まりました。
大会の緊張感の中で、始めの3ラウンドはパネルとしてつけて頂きました。先輩方のお手本を3ラウンド分じっくりと拝聴し、本当に学びの多い時間でした。
そしてついに4ラウンド目は、OAありのチェア。ラウンド中はリスニングと話をまとめることに全集中しました。パネルとしてたくさんアドバイスを下さった先輩が「初めて大会でOAするのは緊張するかもしれないけど、心配しなくて大丈夫だよ!」と優しく背中を押して下さって(オンラインなので心の背中ですが)、半ば泣きそうな気持ちでOAをしました。
ディベータ―の方々がジャッジ結果に不安を抱かないよう、できるだけ堂々と落ち着いて、理路整然と(聞こえるように願って…)話すよう心がけました。
大会後は、達成感と次につなげたいというモチベーションでいっぱいでした。
大会で自分の未熟さが明らかになり、落ち込んだり反省したりして打ちのめされてしまうことばかりだった昨年度からは少し成長したかな、と自分では感じています。日々の練習でも大会でもそのようなことを繰り返しているうちに、今回の反省点をより良くするためにはどうしたらよいか、と前向きに考える段階へ一足飛びにいけるようになってきたと思っています。
今回の大会は、私がジャッジとしての自分への初期投資(?)として買ってあげた、ロールバーンのノートを初めて使う場となりました。そして今回のパネル・チェア経験は、このノートにしっかりと刻みこみました。これからもディベータ―、ジャッジ、どちらももっと上手になれるよう、今回の学びを生かして頑張りたいと思います。
そして最後に、Wakaba Cupにおいてコミ・ジャッジとしてこのような素敵な大会を作って下さった皆様、ディベータ―として真剣に向き合ってくださった皆様、部内練習で要領を得ない質問ばかり飛ばす私に、何でも丁寧に教えて下さった先輩方、同輩に、感謝申し上げます。
楽しい大会でした!本当にありがとうございました!
~~~~~~お知らせ~~~~~~
一橋大学国際部Debate Sectionは株式会社リソー教育様と協賛契約を結んでいます。
個別指導を行うアルバイトを募集中ですので、以下の画像から詳細を確認してみてください!