関西征服!!~四年間の集大成~in The Kansai 2016

こんにちは、もうすぐ4月ですね。出会いの季節です。一橋大学でももうすぐ入学式で、たくさんの1年生が入ってきます。Hit-Uにもたくさんの1年生が入ってくれるといいな、とわくわくした気持ちでいっぱいです。 

はじめまして、今年度増村くんと庄司くんと一緒に広報を担当する中村です。よろしくお願いします。 
さて今回は3月12,13日に近畿大学で行われたThe Kansai 2016の報告です。Hit-Uからは1年生チームが2チームと4年生の松永さんがjointチームで出場しました。 
その結果は… 

East Super Hyper Ultimate Timor (Kengo Matsunaga)
 Champion!!!!!! 


根立新歓改造計画 (Hirotska Nedachi & Hikaru Tsuzuki & 

Chihito Saito) Rookie Grand Finalist!!!!!!


Manayo Sunaga Breaking Adjudicator!!!!!!





みなさんおめでとうございます!! 
今回の感想は春から社会人、大学最後の大会で優勝された松永さんにお願いしました。



すごくお久しぶりです。4年の松永です。 
引退詐欺をした一昨年の春Tから約2年、最後の大会として臨んだThe関西で優勝することができて、とても嬉しいです。これは間違いなく同期の溝上、先輩の浅井さんが組んでくれたお陰であり、面と向かっては絶対に言いませんが2人には本当に感謝しています。ありがとうございました。 
さて、間違いなく今回が僕の最後の投稿になると思うので、今回はThe関西の感想というよりは4年間ディベートをしてきて個人的に大事だと思った5つのことをつらつら書いていこうと思います。少し長くなるかもしれませんがご容赦ください。 

①大会前の練習に出ること 
持論ですがこれは絶対に大事であると思いました。まさにThe関西のGFのモーションですが、必死に練習したからと言って結果が出るわけではない、これは事実です。自分より努力している人もいるし、元々能力が高い人も努力しているから仕方ありません。それでも経験上、練習しなければ結果は出ないと思っています。事実、大会前の練習を疎かにして良い結果を残したことは今まで1度もありませんでした。1番顕著だったのは昨年の秋です。半年以上ブランクのあった僕は同期の衛藤と組んでジェミニ時のように毎日毎日練習しました。その結果GFまで進むことができましたが、その1か月後のESUJにほぼ練習せず参加した結果オープン2敗という無様なブレイク落ちを経験しました。 
練習というのは、パートナーとのプレパリズムを作る、自分たちの弱点を把握する、英語が口から出るようにしておく、等ちゃんとした目的があるのでやはり出るべきだと思いますが、それ以上に、必死で練習をすると何故か本番ではサイドやポジション、モーション等の運が回ってきやすいということがあります。所謂‘流れ’というものです。理論的に説明することが難しく妄信的ですが、僕は2年のときのBP Noviceや先述の秋Tで経験したのであながち迷信ではないと思っています。騙されたと思って練習に出て必死にやってみてください。いつかは経験すると思います。 

②英語の単語使いや言い回しを磨くこと 
今更何を言っているんだという感じですが、とても大事だなと改めて思いました。個人として2年の終わり頃から幸運にもスピーカープライズを度々頂くことがありましたが、それはいつも10位や9位、8位でした。つまりギリギリだったわけです。僕は今まで、英語があまり話せなくてもマターさえ良ければ帰国子女よりも良い点数を取れると信じてきましたが、3年後半から深い分析を出したり鋭いリフュートを飛ばしたりしても点数が伸び悩み始め、ようやくその考えを改めました。そしてThe関西で溝上や浅井さんのスピーチを見て確信しました。必死に英語を喋っている自分に比べて、英語を使いこなしている感じが全然違うんですよね。使う単語や言い方が上手いんです。それはただ英語をペラペラ話すことではなく、分かりやすく話すということなんです。だから必ずしも帰国子女である必要はありません。僕もスピーチ練はやってきたと思っていますが、全然甘かったのだと思います。同期を見ても倉内や戸塚を見習ってもっと使う単語や言い方を研究するべきであったと後悔しています。後輩は是非反面教師にしてください。 

③負けたくないやつを身近につくること 
これも完全に持論ですが、モチベーションを保つために大事だと思っていることです。そうじゃなきゃモチベーション保てないのかよ、というツッコミはごもっともですが、僕はそういう人間でした。競技自体が楽しいから頑張る、又は楽しいとか関係なく勝ちたいからただ努力する、所謂スターになる人はこのどちらかに当てはまると思いますが、僕は残念ながらどちらにも当てはまりませんでした。そして、もともとディベート自体もそんなに好きではありませんでした。今でも有名な海外ディベータ―とか全然知りませんし、良い音源や有名な試合もあまり知らないのです。ずっと続けて勝てるようになってきたから今は楽しいと言えますが、昔は全くそうではなくただただ辛かったです。 
そんな僕のモチベーションと言えば、身近に絶対負けたくないやつを見つけてそいつより常に上にいることでした。やつがリサーチしているかもしれないから僕もしておこう、やつはきっとサボっているだろうから僕はやろうと意識していました。で、僕にとってのやつというのは衛藤だったわけです。結果的にかなり色々負けて悔しいですが、彼にはとても感謝しています。昔は嫌いでしたしギスギスしていましたが、4年になっても続けてくれたから秋Tで組もうと思いましたし、本気で練習に付き合ってくれてとても嬉しかったです。彼がいなかったら本当にここまで続けていたか分かりません。こうした存在はとても大事だなと思いますので、後輩にはこんな方法もアリなんだと思ってもらえたら幸いです。 

④勝負はときの運だと思うこと 
大会を迎えたら、あまり気負い過ぎない方が切り替えも早く行きますし、良いと思います。理由としては、両サイドに完璧に公平なモーションというのはほぼ存在しないからです。同じ程度の力量があるチームがぶつかれば、最終的にサイド運等で勝負がついても不思議ではありませんし、相手の力量が自分より高くても相手のミスやサイド運で勝てる可能性は十分あります。大会では予選の3R目や4R目、QF等で必ず自分と同じかそれ以上のレベルの相手と当たるので、全力を尽くす必要があります。そこで緊張しすぎていても力は出せないので、勝負はときの運だ、くらいに思っておいて適度な緊張で臨むのがいいと思います。昔は大会で昼食を食べることができませんでしたが、3年くらいからこう思い始めて昼食が喉を通るようになりました。僕みたいにメンタルに自信がない人は是非取り入れてみてください。 

⑤勝ち筋を見つけること 
最後は少し技術的なことですが、4年間ディベートをしてきて、大体どんなときに勝てるのか分かってきたことがあるのでそれを書きます。それは、プレパで勝ち筋を決めることができたとき勝てるということです。では勝ち筋とは何かというと、自分と相手両サイドの強い点を把握し、相手サイドの強い点を水かけにした上で自分サイドの強い点を押すという試合図のことです。相手サイドの強い点はイコール自分サイドの弱い点なので守り切らなければならず、反対に自分サイドの強い点は相手サイドの弱い点なのでガンガン押していくべきですね。この試合図が見えた上でそれに必要なアーギュメントを作ったときは大抵勝ち、見えないまま闇雲にアーギュメントを言うと大抵負けます。後輩は是非練習からこれを意識してみてください。すぐ出来るようにはなりませんが、続ければ成果が出てきます。1年生は春Tやジェミニがあると思うのでそれに向けてやってみてください。直接指導できず申し訳ないですが、頑張ってください。期待しています。 

長くなりましたが、これで終わりです。 
後輩は協力して次の時代をつくっていってください。 
今まで本当にどうもありがとうございました。 



松永さんありがとうございました。大会へ行って松永さんの最後の勇姿を見ることができたメンバーが羨ましいです。松永さんのアドバイスを胸に私たちもまだまだ頑張っていこうと思います。 

大会へ行ったメンバーは少ない時間の中で観光もしてきたみたいです。最後に写真を紹介したいと思います。

ChampionのEast Super Hyper Ultimate Timorのみなさん

Rookie Grand Finalistの根立新刊改造計画


大阪観光