~純ジャパたちの戦い~ CUDS Open2018

こんにちは、広報の稲垣です。
先日新入生にとって初めての大会であるエリザべス杯があり、本格的に新チームとしての活動が始まりました!私も一年生と出場しましたが、去年の先輩方と今の自分を比べた時にやはり自分はまだまだだなと思ってしまうのが正直なところです...(/_;) 先輩方に一歩でも近づけるようこれからも精進します!



さてさて、今回は1月に韓国で開催されたCUDS Openの報告をします!
ひっちゅーからは1チームが出場しました!

その結果は...?

I don't speak English-"Hit-U" presents (Wakabayashi, Aoyama, Kamiyama)-7th breaking team&Quarter Finalists!!!

おめでとうございます!チーム名は意味不明ですが韓国でも大活躍ですね(*^▽^*)

今回はHit-U脳内ブログを書き始めて早一年、若林君に感想をお願いしました!


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こんにちは。今回ブログを担当することになりました、若林洸希です。

若葉杯から大会に出続けること8か月、ようやく僕の番が回ってきました。

大会が終わるたびにブログのことを考えていたので、ひとつずつ書いてやろうかと思いましたが、周りに全力で止められたので止めておきます。

しかし、そのかわりにこのブログ、超長文になってしまいました。英語長文読解の参考書の見出しに載っているあれです。それと同様、暇なときとか読みたいとき、読まなきゃいけないときに読んでくれると嬉しいです。

できる限りわかりやすく、イメージしやすく書いたつもりなので。



では、読んでくださるあなた、ぜひ楽しんでください。





今回、2018 Winter ADIの後に開催された、2018 CUDS OPENに参加してきました。



この大会では青山、神山、若林のチームで参戦しました。そしてジャッジに佐藤彰。

お分かりの通り、やばいです。謎メンツすぎる



そんなことはさておき、この大会ではチーム名を決めなくてはいけません。

僕たちの共通点とは何でしょうか。もうあれしかありませんよね。

そう、「純ジャパ」です。



というわけで、国際問題に発展しそうな紆余曲折を経て、

チーム名が

I don’t speak English -“Hit-U” presents-

に決まりました。



いやあ、チーム状況をよく表したいい名前ですよね。

純ジャパが話す英語なんて、文法はめちゃくちゃ・発音は悪い…etc、もはや英語なんて呼べる代物ではありません。英語に失礼。だからこそ、「僕たち各々は英語を話しません」と高らかに宣言してあるわけです。

これでジャッジや対戦相手の方々も心の準備をすることができます。なんて他人思いなんだろう…(白目)

しかもちゃんとHit-Uを背負っているところがポイント高いですよね。わかります。





こんなくだらない話この辺にして、本題であるCUDS OPENの説明をしましょう。



CUDS OPENは、韓国周辺の国々のディベーターが鎬を削る、OPEN国際大会です。つまり、学年や競技歴が関係ありません。なので、ADIのレクチャラーをはじめ、強い人が結構います。そして、みんなぺラリティが高すぎる。ラウンド中にぺラリティで負けているとすでに負けた気分になるからやめてほしいですよね。

何が言いたいかといえば、「今まで日本で出ていた大会とは少し雰囲気が違ったな~」ということです。





そんなこんなで大会が始まりました。

大学に向かい、ORの席に着きました。

しかし、さっそくいくつか重大な問題が発生してしまいました…。





    アナウンスが聞き取れない



これ、結構死活問題なんですよ。

レジがきちんとできているか、とか、何時からラウンドが始まるか、とか、いま進行のどの段階にいるか、とか。そういう情報は当然すべて英語でアナウンスされます。ADI中ずっと助けてもらっていた、英語ができる彼彼女らはもう日本に帰りました。

だからしかたなくみんなで尋ねあうわけですが…。

みんな文頭か文末に「たぶん」がつきます。

確実な情報が一つもない。曖昧な手掛かりを頼りに正解を探します。

何かのゲームですか、これは。



    チーム名がウケない



いや、期待はしてなかったんですよ。でもね、失笑くらいは起きるかと思ってました。

現実って残酷ですね。

ロールコールの時にめちゃくちゃ流暢に読み上げられる “I don’t speak English.”。

さっきまで談笑しながら爆笑してた韓国人が、中国人が、誰も笑いません。

静寂が会場を包む。

しかし手を上げなくてはなりません。

そして手を挙げると、当然冷たい視線が…。



地獄ですよね。



これが毎ラウンド来るんだからたまったもんじゃありません。



本当にひどい。ああ、ひどい。

このチーム名の提案者として、関係者各位にひとこと言わせていただきたい。



「誠に申し訳ありませんでした。」



    RFD聞き取れない可能性への不安



そのままです。もはや通訳はいません。チーム力()を遺憾なく発揮しています。





この最悪なコンディションのなかラウンドが始まりました。



Day 1

R1

ADIのベータⅠにいた学生たちだったと思います。競技歴ではこちらのほうが上です。負けられません。ぺラリティに圧倒されながらも、何とか勝ちました。



それと、RFDが大方聞き取れました!

人間危機的な状況に陥るとできるようになるんですね!

これは海外バックパッカーとかやるとペラペラになるかもしれない。



R2

このラウンドが一つの山場でした。

R1で中途半端に勝ってしまった僕たちを待ち受けていたのは、韓国オーソリ。僕たちがスタンスを間違えた&相手が強すぎたことがあって完敗しました。

何を言ってもコントラするというとんでもない状況に陥り、特にセカンドだった僕は神山からもらったマターと、「こんぺあ」と書かれた謎の真っ白い紙をもってスピーチに向かいました。プレパ失敗したOGPMかよ。

しかししかし、7分持たないと思ったら7分10秒くらいまで話せたので、人間ってすごいなあと思いました。いい教訓でした()



1日目は2ラウンドだけだったので、チーム全員メンタルブレイクを引きずりながら翌日を迎えるという最悪な状況。最悪の下もやっぱり最悪。







ラウンド後、意気消沈する青山と神山。



Day 2

初めての2日制の予選でした。

分かれていると楽ですね。



R3

ぺラリティあり、ロジックあり、普通に強かったです。

何とか対抗したように思いましたが、やっぱり負けました。



このラウンドの思い出は、ただただKhalisがイケメンだったってことにつきます。何が言いたいのかわからない人は、彼のFacebookをのぞいてみたらどうでしょうか。



今はこんなにのんきにしてますが、これで二連勝しないとブレイクできなくなったので当時は気を引き締め直していた気がします。



R4

コンテキストとキャラをひたすら取り合うという絵にかいたようなクソディベートでした。ただ、ジャッジの方はこちらのほうが多少コンパラティブだと思ってくださったようで、勝ちました。

次のラウンドに望みをつなぎます。



R5

マッチアップを開けてびっくり、ADITのグランドファイナリストとの試合でした。しかしどちらもバブル同士。負けるわけにはいきません。



Motion

Assuming feasibility, THW transport homophobes to a world where the LGBTQ is the privileged majority.



面白いMotionですよね。こういうMotionに巡り合うのも海外大会ならではなのかな、なんてことも思ったりしました。



しかし、こういう空想系Motionって曖昧なディベートになりがち。このラウンドもそういうラウンドでした。

お互い曖昧なことを言い合って、曖昧なコンペアをして…。どっちが勝ったのかよくわからずそのまま終えました。





いやー疲れましたよね。初めての二日制の予選でしたから。

ブレイクラウンド初戦負けのジンクスを保有しております私から致しますと、GFまで行く人はタフだなあと。1日に45ラウンドやるんですからね。



本当はこの後ブレイクナイトがあったんですが、疲れ果てていたのと、お酒がメインだと言われたことなどがあって自分たちだけでご飯を食べに行きました。(コミュ障なので疲れた状態で人と話すという苦行をしたくなかった。)行ったお店は韓国初日に行ったところと同じ。4人のうち2人はこれが韓国最後の晩餐でした。エモいっすね。



そんなこんなでご飯を食べていますと、やけにFacebookから通知が来るんです。なんだろうと思って開けると、ブレイクしたことをブレイクナイトにいたアセスメントテストのペアが教えてくれていました。

もともとブレイクを意識して出場したわけではなかったですが、やっぱりいざブレイクすると嬉しいものです。意識しなかったからこそかもしれません。素直に喜んでしまいました。



この日は早目に寝ました。



Break Round

さて、ついに本戦です。

ここまで長々と読んでくださったあなた、お気づきでしょうか。国際大会における“ヤツ”がまだ出てないんです。

え?「“ヤツ”って何?」だって?



International Relationship”  ですよ!



膨大な知識と正確なファクトが必要なこいつを相手にする能力は今はまだありません。Motion発表の時にはひたすら「IRくるな」をみんなで祈り続けました。



こんなくだらないことをしていると、Motion発表が始まりました。



Theme...  “Religion



…勝ちました。Motion運に勝ちました。ウッキウキでMotionを見に行きます。












…え?

…ああ、なるほどなるほど、「りりじょん」だったんですね。わかります。



よーし、落ち着いて一個ずつ見ていこう。

1つ目。ああ、Chinese Catholics……誰? bishopがどうしたん?

2つ目。ああ、progressive Catholics……誰?

3つ目。ああ、Pope Francis……名前しかわからない。



一番マシそうな3つ目になりましたが、まあ無理よね。負けです。

え?RFDがどんなんだったかって?



Pope Francisについて話せ」 です。



しかしこのラウンドは今思えば幸せなラウンドでした。なんたって相手にJan GalasSera Yunがいましたからね。

まあ、なにも聞き取れてないんですけど。すみません。



結果、Quarter Finalistでした。

いつかブレイクラウンドでも勝ちたいですね。そんな感想を抱きながらCUDS OPENを終えました。



このままグダグダと終わるとバッシングを受けそうなので、最後に真面目なことを書いておこうと思います。

    単純に国際大会に出られて、とてもいい経験でした。自分に足りないもの、日本の大会では気付けなかったことに本当にたくさん出会うことができました。当面の目標は英語力を伸ばすこととフレーミングを勉強することになりそうです。

    きれいな英語が聞けて英語面でもとても勉強になりました。韓国人、中国人英語うますぎ。

    Asian形式でのブレイクができてよかったです。これを書いている頃の僕はICUT明けでいろいろ感傷に浸っていますが、このブログを書く中で改めて思いました。また、今後の目標や課題も洗い出せました。





こんな小学生の日記みたいなブログでどうもすみませんでした。(ラノベのあとがきかもしれない。) でも、本を読むのが嫌いな僕にとっては、こういう文章が好きだし、こういう書き方が好きです。

それにこれは文字通り「ブログ」だし、Hit-Uでもたまにはこういう中身のない緩い文章でもいいよね、と思いました。



最後に、チームを組んだ青山・神山とジャッジをしてくれた彰、ありがとう。



追伸

THW allow レバ刺し。

Oppは勝てない。


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ありがとうございました!!
それでは写真ギャラリーです。



元気いっぱいですね!!




文豪・若林



その二







ブレイクおめでとう!!


最後まで読んでいただきありがとうございました!!