Nemophila Cup 2023 ブログ

こんにちは、広報の保科です!今回は、Nemophila杯のブログを書いて頂きました!

ハイレベルなラウンドの雰囲気が伝わってきます…!2日目まで盛りだくさんの大会だったようですね、楽しそう!私も広報と企画を担当させて頂いているので、Nemophila杯のような楽しい企画で盛り上げられるようにがんばりたいです😊

それでは、どうぞ!


皆さんお久しぶりです!Hit-U2年の三輪和正です!

今回は今年の5月6日~7日にかけて行われた、Nemophila Cup 2023について

書かせていただきます!

NA3roundの大会で、チームは皆さんお馴染みの吉田元喜君(以下げんき君)とRurikarakusaというチームで組ませて貰いました!

(ネモフィラの和名、瑠璃唐草からとりました)

roleは全て僕first、 げんき君secondでした。

実はこれが自分にとって初のdebaterとしての対面大会(@筑波大学)で、

breakありtravelありの大変豪華なtournamentでした~


実はこの大会debate始めたばかりの1年生も参加できる大会で、

初心者:つぼみ部門

上級者:お花部門


みたいに分かれていました。

今回は僕らはお花部門で出場しました!

(オーソリばかりで大変でしたが、そもそもオーソリとの対戦が少なかったので大変貴重な経験となりました笑)


—1日目 —


R1 motion: This House Opposes radical action being taken by environmental activists. 

(e.g., blocking roads, vandalism, blowing up pipelines)/ Oppで勝ち


一発目から難しい試合でした。正直やってる間はこれGov有利じゃねとか思ってて、

というのも「radical actionをとるenvironmental activistの活動に誰が賛同するの?むしろ協力する人減るからenvironmentalの悪化進んじゃうよね」というGovのargumentを躱すのが

きつかったです。最終的には

「Govは普通の、環境政策や合法的な活動に頼れというけど

(a)それじゃ環境改善が進まないからradical actionに訴えるわけで、not effective

(b)どっちにしても多くの人間は基本自分の生活本位で、便利さを追い求めて生きているんだからそういう手段を踏んでも言うこと聞いてくれる人は少ない、radical actionによって

賛同が得られなくなるというか元々賛同を得にくいんだからnot mutually exclusive


むしろ、

(c)radical actionをとることでenvironmentがどれだけseriousな問題か分かりやすく一般市民に伝えることができる、supportはないかもだけどunderstandingはしてもらえる

(d)Even if (c) is not true, radical actionという形でGovよりeffective, affirmativeな環境改善活動を行えるから、このbenefitは絶対残る」

というargに落とし込んで競り勝てました。

FBでは「radical actionが一般市民や企業に対する脅しとして働くことで、環境に配慮して生活しないとinfrastructure破壊されて生活・企業活動に支障が出ると思わせ、最終的に協力が得られる、とかも言えるかも」と言われ、あー確かにそっちのほうがimpact clearだったねって話をげんき君としました。


R2: 

Info Slide: Cut-off is a term that describes an act of ending one’s relationship or friendship with someone without the will to interact or have any communication in the future. This act is most commonly done at, or after the point of conflict/ tension within a relationship.


motion: This House Regrets the promotion of “cut-off” culture./ Govで負け


impact&likelihoodで負けた感じかなと思います。Govは主に

①安易にcut-offをするようになると自分が居たくない環境から簡単にopt-outする癖が付き、他人とsocially interactする能力が十分に付かないため協調性が身につけられず、仕事や学校で苦労する

②一方的なcut-offはcut-offされた相手のirrational revengeを誘発しうる。mentally/ physically harmful でrisky。

と言ったのですが、Oppの

「opt-outしないといけないようなharmfulなrelationshipから抜け出せないほうがやばいでしょ!後でいくら後ろ指さされたとしても、cut-offしないことで受けるmental/ physical harm から逃げられるchoiceがなければそもそもその人は生きていけないじゃん!(いじめとか)」というargに対しどちらも太刀打ちできませんでした。

FBは「Govの1はimpact不明瞭、そもそもCut-offだけで協調性が身につかなくなるのかも分らん。2はどれくらいのlikelihoodか分からない、revengeする人もいるかもしれないし

しない人もいるかもしれない。impactが少し遠い」とのことでした。

うーーーんまあ仰る通りですねえ。FBでは1のimpact詰めたらみたいに言われたけどそれで勝てたのかな実際。あーでも今思いつくrebuttalとしては(mitigationだけど)

「Cut-offはする側の一方的な絶交である以上、(Info Slideのwithout the willはboth parties’となっていないので、原則cut-offする側のみ、と解釈できる)Cut-offされたいじめっ子たちはそんなの無視して嫌がらせをし続ける可能性高い。そもそもいじめっ子といじめられっ子の間に元からrelationshipなどない。あとcut-offはcultureにすぎず法的拘束力とかもない(このフレーミングは使えるか疑問だがいける気はする)。よって、Cut-offは相手を刺激こそすれ、opt-outはできない」みたいな感じかな...そもそもこの絶交が曖昧だよね

motion見る感じ一方的な絶交に見えるんだけど相手の同意とれてるのかな?

とれてるとしたら「そもそも『絶交しよう』『うん、いいよ』なんて話が分かる相手なら最初からtoxic relationshipにならなくない?いじめとかDVとかする人はそうすることによって何らかの快楽が得られるからやっている(征服感とか、イライラ解消とか)ので、同意とれないよね。だからOppのargはunrealistic」みたいな感じか。真面目に考えるとムズイ!!!

そう言いたいなら最初からpre-rebuttal考えといてdefinitionしっかりすべきでしたね。


R3:


Info Slide: Calliagnosia is a reversible medical procedure that eliminates a person’s ability to perceive physical beauty. For example, people can tell the difference between a straight nose and a crooked one, clear skin and blemished skin, but simply don’t experience any aesthetic reaction to those differences.(Ted Chiang-Liking What You See: A Documentary)


motion: Assuming the technology exists, This House Would allow schools to require their students to undergo calliagnosia./ Oppで負け


Silent roundなのでRFD分からず...>< 

argは確かbody autonomyと「calliagnosiaをしたところで差別のターゲットが変わるだけで問題は解決しない。差別主義者は他者を不当に見下して満足感を得たいだけなので、相手が誰でもいいから」、rebuttalは相手の「有色人種への差別が解消する」みたいなargに対し

「差別は長い歴史に根付いてるものだからcalliagnosiaしたところで無くならない」みたいなこと言いましたが今思えば完全にただのmitigationですね。相手の論が切れてない。

これは「schools」「require」「students」がミソですね。この日は朝早かったから頭働いてなかったのかな...?(以下、calliagnosiaを受けるstudentsはselectiveとして)

今考えてみたarg:

「calliagnosiaにそうした効果があることは否定しない。ただ、

(a)schoolがstudentsにcalliagnosiaをrequireしたところで、差別をする子どもというのは親とか周りの環境に影響を受けて差別してるわけだから結局「あいつらは肌の色が違うから人間ではない」と教えられて差別をしてしまう。もっというと、physical beautyが問題なのではなく、「肌の色が違う」という区別そのものが差別につながっているのがミソなのでcalliagnosiaでは差別は防げない。

←rebuttal:でも学校が差別しないように指導してやることはできる!親が差別を教えるっていうのも非現実的だ!

←re-rebuttal:学校が指導できるならなおさらcalliagnosia要らないよね?子どもに肉体的負担を負わせてまで手術受けさせないといけない必要性は?あと、親が差別を教えないっていうのならなぜそもそも差別をする子どもっていうのが生まれるの?生まれつき差別する子どもなんていなくない?


(b)calliagnosia自体多分脳とかいじらないといけないだろうから、失敗したときのリスクえぐいよね。脳に障害残ってもおかしくない。残らないとして、そんなリスクを負ってまで手術を受けさせる意味は?結局地域とか学校が「差別はダメ」と教えるのがbest。


(c) Even if calliagnosia could change a racist’s thought, calliagnosiaの手術痕自体が、「その人はもともとracistでした」っていうstigmaになるよね。結局そういう人が新たな差別の被害者になるんじゃないの?何も変わらない。


(d)physical beautyを感じない人が増えると、俳優、ホスト業界へのダメージは将来的に大きくならざるを得ない。そんなのたかがしれてるだろって言われそうだからもっと説明する

と、そもそもその手術を受ける人が少ないなら、元から差別をする子どもというのは少ないことになる。だったらその子どもに手術を受けさせる意味こそなくない?数が少ないから将来的に差別的風潮がinfluentialになるとは考えにくい。そうだとすると仮に大人になっても差別を続けていても、周囲の人の反感を買うことで次第に考えを改めていけるかもしれない。まあだとするとよっぽど差別的思考が強い人で周りの理解が得られないことにイライラを募らせracial crimeを侵す人とかを考えないといけないのかもしれんが、だとしたらそれこそcalliagnosiaでは治せないだろうからたぶんout of debate. 話を戻すと、calliagnosiaでは手術痕が一生残り、考えを改めた人にも差別の目が向くharm/ 手術による思わぬ副作用のriskなどのharmだけが残る。


以上踏まえ、(d)とbody autonomyのimpact(望んでない手術を無理やり受けさせられたことへの心理的トラウマなど)でこっちの勝ち」


みたいなのがidealなのかもしれません。誰かいいarg思いついたら教えてほしい。。

breakはできませんでした。

一日目の夜は場所が家から遠かったので皆でカラオケに泊まってオールしました!

たまにはこういうのもあっていいと思います。個人的に本大会は、debateの勝ち負けよりも(勿論それは大事なんだけど)他大のdebaterとの交流を通じ改めてdebating societyの心地よさを実感しモチベ高める大会になったかなと思います!


—2日目 —

2日目はグラファイのあとtravelといって皆でお出かけするイベントがありました!

まず昼食のBBQ。Hit-Uのげんき君、たいち君の他に、成蹊大の方たちと網を囲んで

交流しました~

その日会ったdebaterとご飯を食べるというのが初めてで、他インステの練習状況とかその他学校とか趣味とかの話ができてとても楽しかったです!!

BBQのあと僕とげんき君がバスに置いてかれそうになったのは反省してます。。笑

その後はひたち海浜公園でClosing Ceremony&ネモフィラ鑑賞しました!

大雨と強風が残念だったものの、一面に咲き誇るネモフィラに心が癒されました...


感想

最初はチキってつぼみ部門にしようかみたいな話をげんき君としてましたが、お花部門で本当に良かったと思います笑。

結果は必ずしも良いとは言えなかったけど、motionの制限が結構かかっていた(つぼみ部門のものより長く、situationが大分限定されていた)ので、いつもと比べればフワッとせず具体的なdebateができたのではないかという印象でした!

また、上でも述べましたがtravelやカラオケなどdebate以外の楽しい思い出をdebaterの皆さんと作れたのも良かったと思います。UTの方にも前言われたのですが、debateという競技の特性上、遊びとdebateのメリハリをつけないと続かないというのは本当に的を射ていると個人的に思っています。

自分もHit-Uで企画を担当している以上、後輩が続けてくれるような楽しいインステを作れるよう貢献しないといけないと改めて思った大会でした!!


最後に、ここまで読んで下さった皆様、尽力して頂いたネモフィラカップのコミの皆様、

チームを組んでくれたげんき君、一緒に参加してくれたたいち君に心から

感謝申し上げます。ありがとうございました!

 


~~~~~~お知らせ~~~~~~


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